ネタバリありです。
9/5、新宿バルト9にて行われた完成披露上映会に参加。
その週末の9/8に秋葉原UDXで行われた「アニメ誌3誌合同試写会」にも参加。
合計2回を公開前に交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1(以下HE1)見ることが出来ました。
自分はTVシリーズ(以下TV版)をリアルタイムで視聴し、
ポケットが虹でいっぱい(ポケ虹)が地元で上映されず悔しい思いをし(田舎ではアニメ映画軽視される傾向にある)
エウレカセブンAO(以下AO)でも泣いたような人間です。
エウレカの世界観が大好きで大きな影響を受けました。
偶々当時のレントンと同じ年齢でしたが、12年自分も年を取りました。
その上での感想とか。
HE1の概要。
2017年から1年ごとに1作づつ全3部作として上映予定。テレビ版をベースに、新作映像(テレビ版では明確に描かれなかった「ファースト・サマー・オブ・ラブ」の詳細など)も挿入、「新たなる物語」として再構築する。
新旧織り交ぜた作画で物語が再構成されます。
ただの総集編ではない。
ファースト・サマー・オブ・ラブ(以下1stSOL)については完全新規。
あらすじ。
ゼロから始まるレントンとエウレカの新たな物語――
『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』劇場3部作がいよいよスタートする。
地方都市ベルフォレストで鬱屈した日々を過ごしている14歳の少年、レントン。育ての親レイとチャールズのもとを飛び出したレントンは、迷い深い旅路の中でさまざまな人々と出会う。でも、レントンの心の中にいつもいたのはひとりの少女、エウレカだった――。
TV版とは多少設定が異なっているが概ね同じ。
ポケ虹のような設定がひっくり返るほどの変更はありません。
感想。
思ったことやら考察やらダラダラ書きます。
主に新規カットについて。
冒頭からアドロックがゲロンチョ。
今になって思うと「あ、レントンと親子なんだな」という表現なんだと気付く。
TV版20話「サブスタンス アビューズ」にてレントンがモンスーノのコックピットをパイロットごと踏み潰し「自分は今まで人殺しをしてたんだ」と認識するシーンが思い出されます。
最初期のエウレカ。
SOF所属前でしょうから今まで描かれていないエウレカ。
かわいい。
人型コーラリアン用パイロットスーツの首元を苦しそうにしているエウレカめっちゃかわいい。
SOF所属前なのでもっと人間味が無いかと思ってたけどそうでもなかった。
再構成していく上でちょっと変わるのかなーと思ったり。
ΑΩ級0系統(通称:オリジネート・ゼロ)、あんまり印象に残るシーンがないのが不思議。
主役機なのに。
若かりし頃のホランド&デューイ。
SOF所属前からチャールズらと写真に写ってたりはしたものの、
あんな兄兄したデューイを誰が想像したでしょう。
やっぱやんちゃな兄ちゃんなんだなって思いました。
シルバーボックスでの出来事からアダルトチルドレンと言われるホランドとの大きな差ができたんでしょうか。
ホランドの立ち位置はTV版と変わってなさそうだったので。
そう言えば大人デューイは出てこなかったなぁ。
ターミナス type B303 デビルフィッシュ。
新規作画のメインと言ってもいいでしょう。
くっっっっっっっっっっっっそかっっこいい!!!!
やっぱシルバーのがデューイ機でしたね。
主にホランド周りでのカメラが多かったんですが、
機体コックピット上部や翼の視点からの作画がもういいのなんのって。
ホーミングレーザーがやっぱカッコいい。
ホランドの腕を信用しきっていたアドロックが印象的でした。
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1stSOL発動。
地球を覆った丸く黄色い物体?はなんだったのでしょう。
そもそもサマー・オブ・ラブってなんぞや。
塔州連邦軍はセブンスウェルを人為的に発生させるため、ニルヴァーシュ、アミタ・ドライヴ、エウレカ、アドロックによる実験を行ったが失敗。それによって「サマー・オブ・ラブ」が発生。アドロックはアミタ・ドライブの接続を解除することで現象の発生を食い止めたが、スカブコーラルに精神を取り込まれて蒸発してしまった。
そうだったっけ?(うろ覚え)
HEでは塔州連邦軍は公共福祉査察軍という名称で登場します。
しかしアミタドライブの接続解除の描写は無かったような・・・。
エウレカごとパージしたけども。
この辺は軍が憶測で付けた設定かもですね。
現場にいたのは結局デューイだけでしたし。
サマー・オブ・ラブ発動後、(恐らく)平行世界への扉が開き、
一瞬AOで登場したクォーツのようなものが登場しました。
クォーツとはスカブコーラルの核に当たる存在で、平行世界への扉を開く能力があるとされています。
アドロックはこれによって平行世界を見、「サマー・オブ・ラブだ」とロマンチックなセリフを語り、物語からは去ります。
平行世界を見て「見せてやりたかった・・・レントンに・・・」というアドロック。
何をもって「美しい」と思ったのか。
この時点ではSOLは起きてなかったので世界が灰にまみれた、という状態ではなかったような。
であれば「スカブ(コーラリアン)が存在しない世界 = 美しい」と言ったようにも思えました。
スカブに覆われていない状態の地球、というやつでしょうか。
そもそもコーラリアンを殲滅するための「アゲハ構想」を立案したアドロックなので。
でも冒頭で「それは間違っていた」とも言っているので・・・うーん?
エウレカをパージしたのは「人間が巻き起こした厄災にコーラリアンは巻き込めない」という心情でしょうから、アドロックはこの時点でコーラリアンの殲滅ではなく、対話を望んだということがわかります。
どうにもTV版とHE1の
「TV版に繋げるためのHE1の設定なのか」
「HE1ではこういうものだよ、という設定なのか」
という線引が難しいです・・・。
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ビームス夫妻。
若い頃もかっこいいいし可愛いし綺麗だ。
ちょいちょいチャールズが言うように、音楽で世界を救う、など音楽関するキーワードがTV版よりかなり強いです。
レントンとの再会のシーン(TV版では初対面)しかり、シルバーボックスしかり。
今回は正式にパパ、ママとなっています。
が、一度家出して戻ってくる(第2クールあたり)という状態になっているためTV版とは状況が異なります。
先日BDBOX-1を見ていると、HE1ではめちゃくちゃビームス夫妻が書き直されているのがわかりました。
主にチャールズ、レイのアップのシーン。
思い出しニンマリか?→親父のニオイだ、のシーンのチャールズがより素敵になっておる・・・。
ビームス夫妻は吉田健一さんらしい、温かみのあるキャラクターデザインが一番映えてるキャラクターだと思います。
TV版ではエウレカに恨みを抱いていたレイですが、HE1は違うかも・・・?
チャールズ夫妻絡みの話はTV版との脚本が大分違います。
本編はモーニング・グローリーの一歩手前で終わるので、真相はまだわかりません。
レイのスピアヘッドが写ってないのもなんかあるのかなーとか。
4:3のアスペクト比は「過去映像ですよ」という事で、レントンからしたらたった12分間の回想でした!という大胆な構成をされたHE1。
TV版に置き換えるとめちゃくちゃ端折って1時間ちょいでなんと25話当たりまで消化したことになります。
すごい。
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アネモネ。
本編中にチョロチョロと広告にも出てきたり。
ベルフォレストの路面電車が一番デカかったかな?
京田総監督曰く7箇所書いてあり、他にはフェイクも混ぜてあるとのこと。
既にHE1でこういう設定になってるのであればやはりアイドルアネモネ???
AO時の吉田健一イラストがちらつきます。
次回予告。
これまでの「全エウレカセブン」を結集したようなファンサービスの嵐。
・交響詩篇エウレカセブンより「サッカー」
・交響詩篇エウレカセブンポケットが虹でいっぱいより「幼生ジエンド」
・エウレカセブンAOよりMark1及びニルヴァーシュ・ネオ(たぶん。Mark1ばっかり目が行って他のよく見えなかった)
と全要素が絡み合って最後にアイドルアネモネドーーーーーーン!!!
ヱヴァを模した次回予告なのか!?
でもアネモネは劇中で広告もあるし???
という期待しか無い次回予告。
総監督曰く「よりエンターテイメントなものになる」とのことだったで、
HE1公開前からHE2が楽しみでなりません。
ED。
尾崎裕哉さんのGlory Days。
TV版でおなじみ、解散したSUPERCARの石渡 淳治が協力した作品ということで、
AOのナカコー、フルカワミキとともにエウレカに携わっているのがとても嬉しいです・・・。
HE2はどうなるのか。
モーニング・グローリーへ至るに、レントンサイドは準備万端ですが、
エウレカが1話~のレントンと同じ心情に至る、という描写がHE1では描かれていません。
というかHE1の回想部分ではスカブに取り込まれた以外はほぼ出てきません。
HE2の導入部分がどうなるのかめちゃめちゃ気になりますが、
エウレカセブンのことなのでいきなりドガーン!とお見舞してくれるでしょう!
ぜひとも立体物展開をもう少しだけしてくれないかなぁ・・・。
303のプラモとか、ね。
エウレカに関してはなんか手元に残しておきたい、という気持ちもありムビチケも買いました。
ファイルもついてきます。
かわいい。
つづく!
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