百里本体の塗装をしますよー。
今回大変だったのは何と言っても調色。
説明書を見てもらうと中々面倒ということがわかると思います。
関節グレー部なんてもう完全に無理です。
細かいことがダメな人間なのです。
説明書の通り計量してやってもいいのですが大雑把なので
似た色を買ってくる
→純色を使って彩度を調整
→白or黒で明度を調整
という手法を使ってみました。
一番難しかったのはブラウン。
作例の色よりは、パッケージに寄せた色にしたかったのです。
ちょっと緑がかってる感じ。
色合いはほぼほぼ納得行くものになったのですが、
希釈をミスってシャビシャビに・・・。
本来濃いめのほうが好きなのでこれまた失敗。
しかも感覚で調色したので溶剤との比率を変えることも叶わず。
・・・気をつけましょう。
全体をガイアのEVOサフで塗った後、1回塗ったのがこちら。
このままだとちょっと薄く下地が透けてしまうので、
この上からもう一度塗装しました。
塗ってみたコンテナ。
一部上記の塗料で塗り分けたのですが、薄かった所為もあってか
マスキングで一部塗料がハゲたり、スミまで塗料が行き届いてない箇所がありました。
筆塗りでもカバーできそうにないし汚いのでやり直します。
以前はガイアノーツから出ている「ペイントリムーバー」を使った方法で行いましたが、
今回はIPA(イソプロピルアルコール)を使った方法で行います。
FOKの通販を利用して買いました。
一般に「ガソリンの水抜き剤」と呼ばれるものも同じ成分を含有しているので代用できるようです。
その場合IPAが99%以上のものが望ましいようです。
TLでIPAを使った塗装剥がしについて尋ねたところ、チョースゴイフィニッシャーのあいざーさんから返事がいただけました。
@to_ri_ma_ru 煮ると引火して爆発的に燃えるのでポットから注いだお湯を使うとベターでしょう。生クリームを泡立てるときに氷水つかいますが、それを熱湯に変えた感じで
— Aizer (@aizer32x) 2016年9月25日
IPAにパーツを漬けた状態で温めると即効性があるそうです。
という手順で実施。
教えていただいたとおり、2,3分もすると塗膜がポロポロと剥がれました。
そのままパーツを引き上げると、剥がれた塗膜がまた表面に吸着して取れなくなってしまいます。
この場合再度IPAに漬けても中々取れません。
その為、IPAに漬けたまま歯ブラシでこするというのが重要です。
IPA自体が脱脂に使われる素材ということもあり、乾燥が早く、そのまま再塗装を行えます。
ペイントリムーバー等では一度洗浄→乾燥を挟む必要があるため、
スムーズに塗装に入れるのは自分にとって非常に大きいメリットです。
ということで再塗装。
先程の塗料は使い切ってしまったので、別のダークグリーンで塗装。
面倒くさがりなので、自分はよく
細かい箇所を先に塗装→マスキング
の手順で行います。
塗り終わったのがこちら。
先程のと比べると完成度の違いがわかると思います。
色もこっちのが個人的にはしっくり来ました。
全体をざっくりと塗った状態。
基本的にはエアブラシでざっくり塗装。
細かい箇所はエナメルの筆塗りしてます。
塗り分けした腹部と股間の(画像では見えないですが)シリンダーが気に入ってます。
今まで金属色は何も考えずに
(G)黒サフ→シルバー
と塗装していたところを今回から
(C)ウイノーブラック→(G)シルバー
に変更してみました。
何が違うか、と言うとサフはつや消しでウイノーブラックはつやありなのです。
金属色の表現には下地が命!という記事を読んで実際に光沢ありのウイノーブラックを下地にしてみたところ、金属色の反射が全然違いました。
(比較画像無いです。すみません)
また、塗装後のデカールワークのときにも光沢ありのほうが塗装面とより密着し、
失敗が減るので塗料も極力つやありにしています。
つや消しの塗料でも上からつやありトップコートすれば問題ないのですが、
一手間省けるという意味ではとても便利です。
ちょっと長くなってしまいましたが、ここ最近で習得した知識を文字に起こしておきたかったので。
塗装剥がしとかについては別記事にしてTIPS化したいですね。
長々とお付き合いありがとうございました。
次回からはスミ入れ、デカールワークに入りたいと思います。
へば。